「いのちの壱」を生産する「RICE IS COMEDY(R)」の米づくり|AKOMEYA TOKYO

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「いのちの壱」を生産する「RICE IS COMEDY(R)」の米づくり

 この春アコメヤでは、「おにぎり道」を極めるべく、バリエーション豊かなおにぎりの具やおにぎり生活を愉しむ食道具をご提案しています。
 その中で、おにぎりに適したお米として今回新登場するのは、滋賀県長浜市西浅井町産「いのちの壱」。
 このAKOMEYA通信では、「いのちの壱」がなぜおにぎりに適しているのか、そしてこの「いのちの壱」を作っている「RICE IS COMEDY(R)」の活動についてご紹介します。


RICE IS COMEDY(R)とは?
 「RICE IS COMEDY(R) 米づくりは喜劇だ」は、琵琶湖の最北端に位置する、滋賀県長浜市西浅井町の地域グループ「ONE SLASH」が取り組む、農業部門のコンセプト。
 代表者の清水広行さんは、元スノーボード選手。怪我を機に選手活動を引退し、30歳でUターン。家業であった建設業との兼業農家となり、「過疎化が進む人口4,000人の故郷を盛り上げて、子供たちが戻って来れる町にしたい。」と、幼馴染の兼業農家のメンバーとともに「RICE IS COMEDY(R)」を立ち上げました。
 西浅井町は他の農業地域と同様、「少子高齢化、後継者不足、耕作放棄地の増加、米の価値の低さ、農家の低所得」に悩んでいました。そこで清水さんがビジネスコンテストに応募し、準グランプリを受賞。滋賀県の「マザーレイクゴールズ(琵琶湖版のSDG’s)ふるさと活性化大使」の第1号となり、お米作りのプロモーターとして移住者への稲作指導やお米のブランド化を推進するとともに、「ゲリラ炊飯(※)」など様々なイベント実施で町おこしに取り組み、人口4,000人の町に、年間4,000人を呼び込んでいます。

(※)ゲリラ炊飯とは?
街中やイベントなどに突然現れ、羽釜と薪でお米を炊き上げ、おにぎりを一方的に振る舞い、お米の美味しさ、お米づくりの楽しさを伝える活動。


アコメヤと「RICE IS COMEDY(R)」との出会い
 「RICE IS COMEDY(R)」のメンバーは、「ゲリラ炊飯」の訪問先で、集まった地域の方々のコミュニティが広がっていくのを見て、「ライスイズコメディの存在価値」をそこに認識。全国各地で「ゲリラ炊飯」を実施するための「ゲリラ炊飯バス」を作るクラウドファンディングを実施しました。
 共感する方々からの支援が集まり、「ゲリラ炊飯バス」が完成。その活動の第1回目として、小豆島で開催された「木桶サミット」を訪問。そこで「ゲリラ炊飯」を行っていた彼らの活動に、アコメヤのメンバーが共感したことから交流がスタート。その出会いから、今回のアコメヤのフェア「おにぎり道」で、「RICE IS COMEDY(R)」の「いのちの壱」を販売することになりました。


「RICE IS COMEDY(R)」の米づくり
 「いのちの壱」を生産しているのは、「RICE IS COMEDY(R)」のメンバーである中筋雅也さん。普段はヤンマーの社員として働く兼業農家です。
 中筋さんは、一粒一粒に栄養が行き渡るよう、10アールあたり200kgしか生産しない米作りをされています。これは、全国平均530kgの約4割程度。生産量が減っても、一粒一粒の栄養にこだわっているのです。それによりお米の味わいが高まり、食味値分析検査でも、平均85点(最高93点)を獲得しています。これは全国平均の70点よりも高得点です。
 また、「レンゲ農法」という有機農法で生産されています。レンゲ農法とは、稲苗を植える前に田んぼにれんげ畑を作り、空気中の窒素を土壌に固定して、それを有機肥料として利用するもの。昭和30年代までは全国的に行われてきましたが、化学肥料の登場で廃れていました。しかし昨今では、このレンゲ農法が有機肥料を使った農法として見直されています。


「いのちの壱」の味の特長
 「いのちの壱」は、2000年に岐阜県下呂市で発見された、コシヒカリの突然変異種の品種名。その中でも、「いのちの壱」の発見者である今井さんが経営する株式会社龍の瞳から種もみを購入し、マニュアルに沿って栽培されて検査に合格したものは「龍の瞳」と呼ばれています。
 「いのちの壱」は、その「龍の瞳」としての縛りがない品種。作付面積が非常に少ない希少米です。
 2007年・2008年の2年連続で、「あなたが選ぶ日本一おいしい米コンテスト」の日本一に選出。2006年から2009年の4年連続で、「米・食味鑑定分析コンクール」金賞を受賞しています。コシヒカリの約1.5倍ほどの大粒が特徴で、食べ応えがポイントです。
 その「いのちの壱」を生産する「RICE IS COMEDY(R)」のメンバーである中筋さんから、コメントをいただきました!


「いのちの壱」は大粒で甘み、香り、弾力が強い為、冷めても美味しいと言われています。しかし不思議なお米で地域によって味の変化が強く出るお米とも言われています。
冷たい山水、砂地の土壌、そして寒暖差のある僕たちの地域で育った「いのちの壱」は、おにぎりにピッタリです!
是非お試しください!

「RICE IS COMEDY(R)」の地域への思いが込められた希少米「いのちの壱」を、最高のおにぎりにして、ぜひ食べてみてくださいね。