中村銅器製作所の行平鍋作り|AKOMEYA TOKYO

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中村銅器製作所の行平鍋作り

今回の「台所道」でアコメヤがセレクトした「煮る」道具は、中村銅器製作所の行平鍋。
中村銅器製作所は、大正初期に東京都足立区梅田で創業し、約100年続く老舗です。
現在は三代目の中村恵一さんと3人の息子さんが一つ一つ製作されています。
中村銅器製作所の代表的な鍋は、玉子焼鍋、親子鍋、行平鍋、段付鍋、寸胴鍋、半寸胴鍋、シチュー鍋、寄鍋、天ぷら鍋、フライパン等。
全国の一流料亭や寿司職人などのプロたちが愛用しています。
銅素材は熱伝導性と保温性に優れ、ムラなく均一に熱が通るため、焼きムラや焦げ付きが生じにくいのが特長。
「味がまろやかになるから」と銅鍋を選ぶ方も。
銅版に蓄熱された余熱で調理できるため、卵はふんわり、肉は肉汁を逃すことなくジューシーに仕上がります。
玉子焼鍋の製造風景
中村銅器製作所の銅鍋の特長は、錫メッキではなく、錫を焼き付けていること。
錫焼き付けにより銅の熱伝導による鍋の高温を抑えます。
抑えられた熱で鍋全体に適度な温度が上がり、より美味しい料理を作ることが出来ます。
また、銅鍋だけでなく、行平鍋で一般的なアルミの鍋も製造されています。アルミは軽さと丈夫さが魅力です。
銅鍋もアルミ鍋も、鎚で叩いて金属の粒子を締める(鍛金)ことで、変形しにくく強く硬くすると同時に鍋の表面積を大きくして熱効率を向上させます。機械で一度に型押し成型をしたものに比べ強度が強く、職人の手作業で鍋の縁のギリギリの部分まで槌目をつけて仕上げています。
銅とアルミ、それぞれの良さがある行平鍋。毎日の料理にぜひとり入れてみてくださいね。
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